【防犯対策】空き巣や不審者を寄せ付けない!防犯リフォーム7選
「空き巣が敬遠する家にするにはどうすればよいか?」
「最近物騒なので改めて我が家の防犯性能を確認したい」
このように住宅の防犯対策についてのお悩みはありませんか?
「我が家は大丈夫!」
このような油断は禁物です。
もしかしたら、今この時でも泥棒や空き巣が、あなたの家の浸入を狙っているかもしれません。
残念ながら、泥棒や空き巣を根絶やしにすることは現実問題として極めて困難だと言えます。
しかしながら、泥棒や空き巣に侵入されにくい・狙われにくいようにする家づくりは可能です。
防犯対策は住宅の構造や地域事情などにより対策は異なり、対策法も多岐に渡りますが、本記事ではここだけは押さえておきたい防犯対策7選としてご紹介致します。
コンテンツ制作者 | 株式会社宮地工務店 |
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静岡市葵区にある宮地工務店は創業60年以上。地域に根差した工務店です。 |
防犯リフォーム1:窓の防犯対策
泥棒の侵入経路として一番多いのはどこでしょう?
それは「窓」です。
警視庁統計資料によると、住宅侵入盗被害のうち侵入経路の約5割〜6割が窓からの浸入というデータがあります。
住宅の防犯リフォームで真っ先に検討したいのは窓の防犯リフォームです。
このような手段を用いて泥棒はあなたの住宅への浸入を試みようとします。
「窓を制する者は防犯を制する」
大げさに聞こえるかもしれませんが、それほど窓の防犯対策は超重要内容ということです。
防犯対策:雨戸・シャッター・面格子で窓をガード
特に大きな窓には防犯シャッターを取り付けるようにしましょう。
シャッターは防犯対策だけではなく、台風などの災害時も飛来物の浸入を防ぐ等、効果があります。
また、80年〜90年代に流行したガラスルーバー窓は泥棒の侵入経路として目を付けられる可能性があります。
窓そのものを取り替える、もしくは面格子でガードするなどの対策で防犯性能は飛躍的に向上します。
これらの対策に加え防犯ガラスの取り付けや費用を抑えたいのであれば既存の窓に貼る防犯フィルムの導入を行うとさらに防犯性能が高まります。
防犯対策:補助錠でガード
基本的な窓の標準装備の鍵は、防犯仕様になっていないことが多いです。
さきほどご紹介した通り、窓からの浸入手段の一つとして鍵を壊して侵入という手段があります。
その対策案としてサッシなどに補助錠を取り付けガードするのが効果的です。
万が一、浸入を試みられたとしても補助錠が防いでくれたり、補助錠の存在を知った侵入者があきらめる可能性を高めてくれます。
防犯リフォーム2:防犯カメラの設置
一般住宅に防犯カメラというと、何だか物々しい印象を受けるかもしれません。
しかしながら今の時代、防犯カメラを導入している住宅も多く存在します。
防犯カメラの最大のメリットは侵入者に対する「威嚇」と「記録」です。
来客を装い在宅かどうか、もしくは侵入経路の有無を調べる犯罪者は存在します。
このような犯罪者に対し「しっかり見張ってますよ」「証拠映像が残ってますよ」とアピールすることで被害を未然に防ぐ抑止力に繋がります。
万が一、被害を受けてしまった場合でも防犯カメラに記録された映像は強力な証拠となり犯人確保に大きな役割を果たしてくれます。
防犯リフォーム3:カメラ付きインターホンの設置
防犯カメラと同様、侵入者は来客を装い在宅の有無を確認することがあります。
カメラ付きインターホンを設置することによって、訪問客の確認が可能になります。
訪問客を確認したうえで対応するか否かも決めることができるのも大きな特徴です。
また、不在時でも誰が訪ねてきたのか記録を残すことも可能です。
不在時にもし不審者が来訪していたら・・・そんな不安も記録が残っていることによって軽減することができます。
ドアホンの性能にもよりますが、ボイスチェンジ機能を搭載している機種も多く存在します。
特に女性一人で在宅中に不審者が来訪した場合、ボイスチェンジ機能を使って男性の声になり威嚇・牽制することが可能です。
防犯リフォーム4:防犯砂利の設置
住宅敷地内に不審者を入れないための対策の一つとして「防犯砂利」の活用も有効です。
防犯砂利とは石一粒一粒が大きく、人が踏むと76.5dB(デシベル)以上の音を出すように作られたものです。
76.5dBがどのくらいの大きさかと言うと・・・
このような、快適な生活を妨げるぐらいの音を発します。
泥棒・空き巣などの侵入者は大きな音が立つ環境を嫌います。
そのため、防犯砂利は浸入抑止策の一つとして効果を発揮します。
参考:防犯砂利の注意点
侵入抑止力に効果がある防犯砂利ですが注意すべき点があります。
・大きな音が原因で近隣トラブルに繋がる可能性がある
・軽すぎる素材はすぐに粉塵になる可能性がある
・掃除の手間がかかる
このようなデメリットも存在しますので、その点を踏まえて導入の有無を検討すると良いでしょう。
防犯リフォーム5:ディフェンスラインを仕切る
人目に付きやすい玄関などから離れた、住宅敷地内奥に侵入させない対策を講じるのも防犯対策に繋がります。
心理的に入りにくいと思わせることも侵入者を防ぐ抑止力となり、大切な家族や住宅を守ることに繋がると言えるでしょう。
【施工前】
【施工後】
上記写真は弊社が施工した外構工事の様子です。
施工前と施工後では防犯性能に大きな差があるのがお分かり頂けると思います。
このように住宅敷地内奥に侵入されないよう「ディフェンスライン」を明確にすることで、浸入禁止の意思表示に繋がります。
防犯リフォーム6:玄関ドアの交換
玄関から泥棒・空き巣の浸入を防ぐには防犯性の高い玄関ドアになっていることが必要不可欠です。
では、具体的にどのようなポイントを押さえておけばよいのでしょうか?
玄関の見通し | 人目に付きにくい状態だと侵入経路になってしまう |
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錠前が2つ以上 | 鍵が2つ以上あるということは浸入に時間がかかる為諦める可能性が上がる |
ピッキングに強い | 構造が複雑で防犯性能の高い鍵にする |
サムターン回し対策 | サムターンカバーの取り付け・防犯サムターンへの交換 |
センサー付きライトの設置 | 暗い時間、玄関周りを明るく照らすのも防犯対策の一つ |
上記内容は最低限押さえておきたいチェック内容です。
現在利用している玄関ドアが古い場合、防犯対策を講じた玄関ドアへの交換を検討するのも良いでしょう。
また、モニター付きインターホンや防犯カメラの導入などと合わせて対策を行うとより防犯性がアップします。
防犯リフォーム7:高い塀や植え込みなどによる死角対策
一見すると、高い塀は防犯対策に一役買っていると思うのですが、実はそうでもない場合があります。
何故か?
それは死角が多く人目に付きにくい状況だからです。
プライバシーを守るという観点から高い塀を採用したり、植え込みをしたりというのは理にかなっています。
その反面、死角が多く人目に付きにくいという点で泥棒・空き巣の標的にされやすい状況になっているというのもまた事実なのです。
この場合、塀ではなく見通しの利きやすいフェンスに取り替えたり、植え込みを撤去することで、すっきりしたスマートな外観になるのと同時に死角の少ない防犯性に優れた環境を作ることが出来ます。
「プライバシー」と「防犯」。
バランスが非常に難しい所ではありますが、本記事は「防犯」に焦点を当ててご紹介していますので、防犯性向上を優先した対策となることをご了承下さい。
【参考】日常生活の中で気を付ける事
防犯リフォームを実施するほかにも、今すぐにできる防犯対策もあります。
意識を少し変えるだけで防犯性向上に繋がり、日々の暮らしの安全が高まります。
もし該当する項目があれば、改善することを推奨します。
鍵の閉め忘れ
単純な鍵の閉め忘れはもちろんですが、ゴミ出しやご近所への訪問など短時間の外出でも必ず戸締りをするようにしましょう。
どこで誰があなたを見ているか分かりません。
どんな時でも戸締りは確実に実施しましょう。
合鍵を玄関周辺に置かない
比較的多いのが合鍵を敷地内に隠しておく行為。
ポストや植木鉢の下など、同居人のために合鍵を隠しておく場合がほとんどですが危険です。
合鍵は常に持ち歩くようにし、第三者の手に渡らないよう気を付けましょう。
新聞や郵便物を溜めない
「新聞・郵便物が溜まっている=留守」
泥棒にとって留守の可能性が高いという状況は空き巣のターゲットにされる可能性大です。
長時間家を空ける場合は「新聞の配達を止めてもらう」「信頼できる人に郵便物を預かってもらう」など事前対策をして家を空けるようにしましょう。
足場になるようなものを置かない
脚立や箱状の物など、2階以上に侵入できるような状況は作らない方がよいです。
泥棒や空き巣は住宅に侵入する為あらゆる可能性を模索しています。
細かい対策ではありますが、このような所にも気を回すことも防犯対策の一環です。
【参考】高齢者だけの住宅は定期的な防犯チェックを
高齢者が住んでいる住宅は、特に空き巣から狙われやすい傾向があります。
被害が発生する前に出来る限りの事前対策が必要です。
家族が定期的に訪問
離れて暮らすご両親の場合、毎日顔を合わせたり家に行くことは困難だと思います。
しかしながら、可能であれば数か月に一回、休みの日を利用してご両親の住んでいる家まで遊びに行ってみると良いかと思います。
そうすることで、ご両親はじめ家族全員の安心にも繋がります。
ホームセキュリティーの導入
仕事の関係や遠方に住んでいる等、定期的な訪問が困難な場合、セキュリティー会社が提供しているサービスを活用するのも選択肢の一つです。
防犯対策はもちろん急病や不測の事態が生じた場合にも心強い味方になってくれます。
費用はかかりますが、こうしたサービスを利用することも検討してみてもよいでしょう。
補助金を活用したお得なリフォーム
防犯リフォームが重要であることは多くの方にご理解頂けるところかと思います。
しかしながら、リフォームをするには費用が発生します。
数万円程度でできるものもあれば、数十万・数百万にのぼる費用が発生するリフォームもあります。
「防犯の重要性は理解しているものの、それを実現するための費用が・・・」
そんな時は、国や地方自治体が推進している補助金制度を活用すると良いでしょう。
補助金制度やリフォーム内容により補助額は異なりますが、費用を抑えたリフォームの実現が可能となります。
【補助金制度の一例】
住宅省エネ2023キャンペーン |
先進的窓リノベ事業 |
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地方自治体の補助金制度 |
防犯対策に関する補助金制度 |
リフォーム内容によっては、補助金制度対象外となる場合もありますが、少しでも予算を抑えてリフォームを実現したい方には大きな味方となってくれる制度です。
まとめ
以上、基本となる7つの防犯リフォームとプラスアルファの対策をご紹介致しました。
どれも重要な内容ですが、特に注意したいのは「窓」に関する防犯です。
侵入経路として最も狙われやすい「窓」をどのようにガードするかがポイントです。
弊社では、住宅の防犯性能をチェックする防犯点検隊「みまもり」というサービスを提供しています。
創業60年以上の実績からお客様の住宅防犯状況をチェックし、必要があれば適切なリフォームプランのご提案もさせて頂きます。
ご興味・関心のある方は是非お気軽に弊社までご連絡下さい。